- キャッシュレス決済とは
- 支払い方法によるキャッシュレス決済の分類3つ
- 代表的なキャッシュレス決済の種類
- キャッシュレス決済についてよくある質問Q&A
- キャッシュレス決済(キャッシュレス払い)とは何ですか?
- キャッシュレス決済と電子決済の違いは何ですか?
- 電子決済は別名何といいますか?
- 電子決済にはどんな方法がありますか?
- 電子決済のメリットは?
- キャッシュレス決済と電子マネーの違いは何ですか?
- キャッシュレス決済とクレジット決済の違いは何ですか?
- キャッシュレス決済とカードレス決済の違いは何ですか?
- キャッシュレス決済の手数料とは?
- キャッシュレス決済の手数料は誰が負担するのですか?
- キャッシュレス化とはどういう意味ですか?
- キャッシュレス化が進むとどうなる?
- 日本のキャッシュレス化の状況は?
- 国がキャッシュレス化を勧める理由は何ですか?
- キャッシュレス決済を英語で何といいますか?
- キャッシュレス化を英語で何といいますか?
- Cashlessの日本語訳は?
- キャッシュレス決済のメリットは?
- キャッシュレス決済の欠点は何ですか?
- キャッシュレス決済 なぜ導入しない?
- キャッシュレス決済 なぜ普及しない?
- キャッシュレス決済 どこがお得?
キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、文字どおり「現金を使わずに支払いを済ませる方法」のことです。
財布の中の小銭を探ったり、釣り銭をやりとりしたりという手間を省けるため、「精算が早い」という点が、キャッシュレス決済の大きな利点です。新型コロナウイルスの流行の際は「接触感染の防止」の観点で「カードやスマホをかざすだけ」の非接触型のキャッシュレス決済を好む人が増えました。
支払い方法によるキャッシュレス決済の分類3つ
キャッシュレス決済の支払い方法には、「前払い」「即時払い」「後払い」の3つのタイプがあります。それぞれの支払い方法の特徴をご紹介します。
前払いタイプのキャッシュレス決済
前払いタイプのキャッシュレス決済では、予め現金をチャージして決済に使用します。支払い可能額がチャージ残高の範囲内に限られるという点で若干不便ではありますが、言い換えると、それは「使いすぎを防止できる」というメリットでもあります。前払いタイプのキャッシュレス決済には、プリペイドカードや電子マネーなどがあります。
即時払いタイプのキャッシュレス決済
即時払いタイプのキャッシュレス決済は、使った直後に都度銀行口座から自動で利用金額が引き落とされます。即時払いタイプのキャッシュレス決済には、デビットカードなどがあります。
後払いタイプのキャッシュレス決済
後払いタイプのキャッシュレス決済では、利用金額が後日、請求される仕組みとなっています。支払いを先延ばしにできるため、利用時点で残高に余裕がなくても支払日までに資金調達すれば良い点が後払いタイプの最も大きなメリットです。後払いタイプのキャッシュレス決済には、クレジットカードなどがあります。(借金が嫌いな人には不向きです)
代表的なキャッシュレス決済の種類
クレジットカード決済
クレジットカードは、キャッシュレス決済のひとつです。後払いタイプです。
クレジットカードは、1回払い・2回払い・分割払い・ボーナス払い・リボ払いなど、さまざまな支払い方法に対応しています。 現在の銀行口座の残高が少なくても、給料日やボーナス支給日を見越して計画的に買い物をすることが可能です。
クレジットカードの利用を開始するためには、クレジットカード会社の審査を通過する必要があります。
デビットカード決済
デビットカードも、キャッシュレス決済のひとつです。即時払いタイプです。
デビットカードを利用すると、即座に銀行口座から利用金額全額が引き落とされます。
利用の開始にあたっては、クレジットカードのような審査がなく、気軽に使える点がメリットです。
電子マネー決済
電子マネーも、キャッシュレス決済のひとつです。電子マネーは、専用の機器にスマートフォンやICカードをかざすことで支払いを行います。
電子マネーには、前払いタイプのプリペイド型・即時払いタイプのデビット型・後払いタイプのポストペイ型の3種類に分けられます。どの支払い方法に対応しているかは、電子マネーによります。
なお、電子マネーは、大きく分けて、Suicaなどの「交通系」とWAONなどの「流通系」に二分できます。
スマートフォン決済(スマホ決済)
スマートフォン決済も、キャッシュレス決済のひとつです。スマートフォン決済では、クレジットカードや電子マネーを紐付け登録したスマートフォンで支払いをします。
QRコード決済/バーコード決済
QRコード決済/バーコード決済も、キャッシュレス決済のひとつです。PayPayや楽天Pay、LINE Payなどが有名です。
QRコード決済/バーコード決済では、あらかじめスマートフォンにインストールした決済アプリを使って支払いを行います。
具体的には、QRコード決済/バーコード決済には、「ストアスキャン方式」と「ユーザースキャン方式」の2つの方法があります。「ストアスキャン方式」では、利用者がスマートフォンに表示したコードを店舗側が読み取ります。「ユーザースキャン方式」では、店舗が掲示するコードを利用者が読み取ります。
キャッシュレス決済についてよくある質問Q&A
キャッシュレス決済(キャッシュレス払い)とは何ですか?
キャッシュレス決済(キャッシュレス払い)とは、紙幣や硬貨などの現金を使用せずにお金を支払うことです。 電子決済やオンライン決済と呼ばれることもあります。
キャッシュレス決済には、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、スマートフォン決済など、様々な手段があります。
キャッシュレス決済と電子決済の違いは何ですか?
キャッシュレス決済は、電子決済のうちの一つという位置づけです。
電子決済とは、クレジットカードやスマートフォンを使って行う決済の総称表現であり、現金の受け渡しをせず、デジタルデータの送受信によって決済をする方法です。電子決済の例を挙げると、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、スマートフォン決済などが含まれます。
なお、キャッシュレス決済は、現金を使わない決済のことを指します。
電子決済は別名何といいますか?
電子決済は、オンライン決済やキャッシュレス決済と呼ばれることもあります。
電子決済にはどんな方法がありますか?
- クレジットカード決済
- デビットカード決済
- 電子マネー決済
- インターネットバンキングやWeb口座振替などの銀行決済
- キャリア決済
- QRコード決済
- コンビニ決済
電子決済のメリットは?
レジ業務が簡易化できます。現金の確認やおつりの受け渡しなどの作業が発生しないため、紙幣や硬貨で支払うよりもスピーディになります。ミスによるレジ過不足金も生じません。
キャッシュレス決済と電子マネーの違いは何ですか?
電子マネーは、キャッシュレス決済の方法の一つです。電子マネーは、事前チャージ式がメインですが、クレジットカードからのオートチャージが利用できるサービスも存在します。
キャッシュレス決済とクレジット決済の違いは何ですか?
クレジットカード決済も、キャッシュレス決済の方法の一つです。
キャッシュレス決済とカードレス決済の違いは何ですか?
カードレス決済も、キャッシュレス決済の方法の一つです。
スマホ端末やアプリ画面を決済端末にかざすだけで支払い可能なカードレス決済が広まりつつあります。
キャッシュレス決済の手数料とは?
決済手数料は、利用者(客)がキャッシュレス決済をした際に、加盟店がキャッシュレス決済サービスの提供事業者(クレジットカード会社など)に支払う手数料のことを言います。 決済手数料は、決済サービスや、業種や加盟店の規模によって異なりますが、決済金額の3~4%程度であることが主流です。
キャッシュレス決済の手数料は誰が負担するのですか?
キャッシュレス決済を利用すると、手数料がかかります。
一般的には、手数料は、事業者側(お店側)が負担するため、利用者(客側)が手数料を請求されることはありません。
キャッシュレス化とはどういう意味ですか?
キャッシュレス化とは、決済方法が現金決済から現金以外を用いた決済(=キャッシュレス決済)に移行することを指します。 代表的なキャッシュレス決済としては、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、スマホ決済アプリ、口座振替などが例に挙げられます。
キャッシュレス化が進むとどうなる?
キャッシュレス化を進めることで、現金決済インフラにかかる費用の削減が見込めます。 また、紙幣偽造や現金強盗などの犯罪を減少させることにも役立ちます。
日本のキャッシュレス化の状況は?
2019年10月1日の消費税率引上げに伴い始まった「キャッシュレス・消費者還元事業」や、マイナンバーカード普及とキャッシュレス促進を目的として2020年9月1日に始まった「マイナポイント事業」をきっかけとして、キャッシュレス決済を取り入れた人が増えたものの、諸外国に比べると普及率はまだまだ低いです。(※「キャッシュレス・消費者還元事業」も「マイナポイント事業」も既に終了しています)
経済産業省の「キャッシュレスの現状及び意義」によると、政府は2025年6月までにキャッシュレス決済比率40%を目指すとしています。
国がキャッシュレス化を勧める理由は何ですか?
効率化によるコスト削減・生産力の強化・インバウンド需要に応えるためです。
少子高齢化により労働力が不足する未来は近いと言われています。労働力が減る分、効率化を図って生産性を上げる必要があります。また、ATMなど現金決済インフラの設置・運営・維持にはコストがかかります。キャッシュレス化を進めることで、人的資源や費用の削減が可能です。同時に、紙幣偽造や現金強盗などの犯罪の減少も見込めます。
さらに、インバウンドの消費量が拡大している昨今、外国人観光客の母国の多くでは、キャッシュレス決済が常識となっているため、インバウンド需要に応えることが急務となっています。
キャッシュレス決済を英語で何といいますか?
キャッシュレス決済を英訳するとcashless paymentです。
キャッシュレス化を英語で何といいますか?
キャッシュレス化することを英訳するとgoing cashlessです。
Cashlessの日本語訳は?
キャッシュレス、現金なしの意味です。
キャッシュレス決済のメリットは?
キャッシュレス決済は、事業者側(店側)にも利用者側(客側)にも沢山のメリットがあります。
- レジ業務が簡易化できる
- ポイント目的の新規顧客の獲得が見込める
- 現金を持ち歩かなくてよい(⇒防犯・荷物の軽量化)
- 現金に直接触れる機会が減る(⇒衛生面でのリスク回避)
- 決済がスムーズ(⇒レジの混雑解消)
- ポイントが獲得できる(⇒お得に買い物ができる)
キャッシュレス決済の欠点は何ですか?
- 導入前に準備が必要(⇒初期費用や社員教育コストがかかる)
- 故障時や災害時に使えない可能性がある
- 事業者(店)にとって、決済手数料の負担が発生する
キャッシュレス決済 なぜ導入しない?
特に必要に迫られていないお店の場合、キャッシュレス決済の導入を見送ることがあります。
業種や地域によっては、顧客層が高齢のため現金でのやり取りを好む場合があります。キャッシュレス決済を導入するためには初期投資やスタッフ教育が必要不可欠なので、必要性に乏しい店舗ではキャッシュレス決済が敬遠されます。
キャッシュレス決済 なぜ普及しない?
現金決済に不便を感じていない人が多いからです。
日本は治安が良く、スリなどの盗難リスクが低いです。 また、日本の造幣(紙幣・硬貨製造)技術は高く、偽札が出回る危険性が他国に比べて低いため、世界の中でも現金への信頼が厚いです。
また、歴史的にも、日本では長らく現金主義の文化が根付いており、多くの人々が現金を好んで利用してきました。
さらに、日本は高齢化が進んでいます。高齢者の中にはデジタル技術やキャッシュレス決済に対する理解が不足している人も多いです。新しい技術よりも使い慣れた方法を選ぶことに安心感を抱く人もいます。
日本は技術力の点でも申し分なく、キャッシュレス化に向けたインフラの整備が進んでいるにもかかわらず、諸外国に比べてキャッシュレス決済の普及率が低いと言われているのはこれらの理由からです。実際、現金決済を好む人も多いため、キャッシュレス決済を導入しているお店であっても現金を利用する顧客が多いのが現状です。
キャッシュレス決済 どこがお得?
サービスの提供企業をそろえるのがおすすめです。たとえば、
- ドコモの携帯電話を使っている人⇒d払いがオススメ
- 楽天ポイントを貯めたい人⇒楽天カードや楽天ペイ
- JREポイントを貯めたい人⇒モバイルSuicaがオススメ