デポジット型クレジットカードとは

デポジット型クレジットカードとは

デポジット型クレジットカードとは、デポジット(＝事前に支払った保証金)の範囲内で利用できるクレジットカードのことです。利用可能な上限金額は、予め支払ったデポジットの金額と同額です。

デポジットとは

デポジット(英: deposit)は、一般的に、一時的な預かり金や保証金のことを指します。

言い換え表現として「預かり金制度」「預かり金払い戻し制度」などが挙げられます。

通常、デポジットで支払った金額は、未払いの利用明細がある場合を除いて、解約時に全額戻ります。

デポジット型クレジットカードとは

デポジット型クレジットカードとは、デポジットの範囲内で利用できるクレジットカードのことです

つまり、利用可能な上限金額は、予め支払ったデポジットの金額と同額です。例えば、デポジットが100,000円なら、利用限度額も100,000円となります。

デポジット型クレジットカードの仕組み

デポジット型クレジットカードは、一般的なクレジットカードの仕組みとはかなり異なります。

デポジット型クレジットカードの仕組みを順序だてて詳しく説明します。

デポジットの支払い

利用者は、クレジットカード発行会社に対して、デポジットとして一定の金額を支払います。通常、この金額は、クレジットカードの利用限度額として設定されます。例えば、100,000円のデポジットを支払った場合、利用限度額も100,000円となります。

カード利用

デポジット型クレジットカードの利用者は、デポジットの範囲内での支払いが可能です。つまり、デポジット額までならばクレジットカードを利用することができます。

請求と支払い

カード利用後、利用者は、カード会社から受け取った請求書に基づいて支払いを行います。支払いが正しく行われることで、信用履歴が構築されます。

デポジット型クレジットカードとその他のカードとの違い

「予めデポジットとして預けた金額が限度額となる」と聞いて、「プリペイドカードやデビットカードと似ているなぁ」と思った方も多いのでは？

そこで、デポジット型クレジットカードとプリペイドカード／デビットカードとの違いについてまとめてみました。

カードの種類	クレジットカード (含：デポジット型)	プリペイドカード	デビットカード
発行時の審査	あり	なし	なし
支払い方法	後払い	前払い (チャージ式)	即時払い (口座引き落とし)
支払い回数	一括・分割・リボ	一括(1回)のみ	一括(1回)のみ
公共料金の支払い	可能	不可	不可

デポジット型クレジットカードのメリット

入会審査に通りやすい

デポジット型クレジットカードは、利用前に保証金(＝デポジット)を預けるため、一般カードと比較して審査に通りやすい傾向があります。

なぜなら、万が一支払いが遅れて滞納や未納が生じても保証金から充当して回収できるため、クレジットカード会社にとってリスクが少ないからです。

• クレジットカードの利用歴がなく、信用情報がない方(＝スーパーホワイト)
• 自己破産や債務整理を経験して信用情報に傷がついている方(＝ブラック)
• 定職についていない方
• 失業中の方
• 起業したばかりの方
• 個人事業主やフリーランスとして働いている方

など、収入が不安定だったり、信用度が低くてクレジットカードの審査に通りにくい方でも、デポジット型ならクレジットカードの審査に通る可能性が高まります。正しく使うことで、クレジットヒストリーを構築したり修復したりする手段にもなりえます。

使い勝手が一般的なクレジットカードと遜色ない

デポジット型クレジットカードは、入会審査に通りやすいにもかかわらず、一般的なクレジットカードとあまり使い勝手が変わりません。通常のクレジットカードと同様に、ショッピングやオンライン決済、旅行など様々な場面で利用できます。

公共料金の支払いにも利用できますし、分割払いやリボ払いの設定もできます。

使い過ぎや借金のリスクを抑え安心安全に利用できる

デポジット型クレジットカードでは、デポジットの同額が利用限度額となるため、無理な借り入れや支払いが発生しにくく、使い過ぎや借金のリスクを抑えることができます。

例えば、デポジットとして10万円支払った場合は、上限まで使っても10万円の請求ですみ、それ以上の支払いを求められることはありません。

そのため、返済能力以上の無計画な利用によるカード破産などが起こりにくく、安全にクレジットカードを利用できます。

デポジット型クレジットカードのデメリット

デポジットが必要

デポジット型クレジットカードを利用するためには、一定額のデポジットを支払わなければなりません。事前にお金を用意する必要があるため、一部の人にとっては自由に使える手元の現金が制限される可能性があります。

利用限度額がデポジットに依存

利用者がデポジットした金額が、利用可能な限度額に直接影響を与えます。デポジットが少ない場合、利用限度額も制限されるため、大きな支払いや緊急の事態に対する支払いが必要になったときに、対応が難しくなります。

デポジット型クレジットカードをオススメする人

• クレジットカードの審査に自信がない人
• クレジットカードの審査に落ち続けている人
• クレジットカードの使い過ぎが心配な人

おすすめのデポジット型クレジットカード

Nexus Card (ネクサスカード)

Nexus Cardの基本情報

カード名	Nexus Card
発行会社	Nexus Card株式会社 （英文表記：Nexus Card Co., Ltd.）
発行手数料	550円(税込)
年会費	1,375円(税込)
カードブランド	MasterCard (マスターカード)
カード利用限度額 （ショッピング枠）	5万円～200万円 保証金（デポジット）の同額がご利用可能
	国内・海外のMasterCardの取扱がある店舗およびサービスでご利用いただけます。
支払い方法	1回払い・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス一括払い
ポイント還元率	0.50% (ご利用金額200円ごとにNexusポイントを1ポイント進呈)
ポイントの使い道	・1ポイント＝1円として貯まったポイントをデジコのデジタルギフトに交換できます。 ・ポイントは500ポイントから交換が可能です ・Amazonギフト券をはじめ人気のポイントや各社マイル、電子マネーなど6,000種以上の交換が可能です。
付帯保険	なし
備考	キャッシングはご利用いただけません。

デポジット型クレジットカードのよくある質問Q&A

デポジット型クレジットカードはデビットカードと同じですか？

いいえ、違います。デポジット型クレジットカードとデビットカードは別物です。

クレジットカードは、後払いで支払う仕組みのカードです。 支払い方法は一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いも選べます。対してデビットカードは、使用する度に引き落とし口座から即時引き落としがされる仕組みのカードです。

なお、クレジットカードのうち、デポジット型のクレジットカードの場合は、予めデポジットとして預けた保証金が利用上限額となります。

デポジット型クレジットカードとデビットカードの違いは？

デビットカードは、カードを利用した時点で即座に口座から引き落とし処理が行われます。一方で、デポジット型クレジットカードを利用した場合に口座から引き落とされるタイミングは、カード利用後の翌月になります。

また、支払い方法に違いがあります。デビッドカードは一括のみですが、デポジット型クレジットカードは一括の他、分割払いやリボ払いも選択できます。

デビットカードとデポジット型クレジットカードはどっちがいいの？

クレジットカードとデビットカードは、仕組み上どちらも返済能力以上の利用ができないため、無計画な利用による破産を防げます。両者には、決済後の引き落としのタイミングなどに違いがあるため、都合の良い方を利用しましょう。

なお、どちらも便利に使えるカードであることに相違ありませんが、ポイント制度を活用したい場合はクレジットカードの方がおすすめです。クレジットカードはデビットカードよりもポイント還元率が高めに設定されていることが多いからです。

デポジットは税金の対象ですか？

いいえ、違います。デポジットは、一時的に預けているだけのお金ですので、消費税の課税対象外です。

まとめ

• デポジット型クレジットカードは、預けた保証金の範囲内で利用するクレジットカード
• 支払いは決済日に行われる
• 支払い方法は、一括の他、分割払いやリボ払いなども利用できる
• カード審査は通常のクレジットカードとは大きく異なり、デポジットのおかげで審査が通りやすい
• デポジット型クレジットカードなら、Nexus Card (ネクサスカード)がオススメ