クレジットカードで生活費を支払うメリット
クレジットカードで生活費を支払うメリットを紹介します。非常に利便性が高いのでオススメです。
- ポイント還元でお得
- 手数料の負担を減らせる
- 多額の現金を持ち歩かずに済む
- 盗難時の補償がある
- 支払いのタイミングをずらせる
- 家計簿代わりにできて、家計の管理がしやすい
- 付帯するサービスや特典が受けられる
- 決済が速い
ポイント還元でお得
生活費の支払いをクレジットカード払いにすると、使った額に応じてポイントが貯まります。
たとえば、還元率1%のクレジットカードの場合、100円につき1ポイント貯まります。
具体的にいうと、4人家族の場合の1ヵ月の生活費はおよそ440,655円(平均値)ですが、これを全て還元率が1%のクレジットカードで支払ったとすれば、1か月で4,406円分のポイント還元を受けられます。(※後述します)
手数料の負担を減らせる
銀行口座から口座振替(口座引き落とし)したり、振り込んで支払っている場合、金融機関へ支払う手数料がかかります。
クレジットカード払いにすれば家賃が自動的に決済され、指定の口座から引き落とされるので、手間も手数料もかかりません。
たとえば、家賃の支払いのために毎月330円の振込手数料を支払っているとすれば、1年間続けると3,960円。3年続ければ1万円を超えます(11,880円)。
塵も積もれば山となる。1回1回の振込手数料は少額でも、払い続ければ大きな金額になります。
支払いのタイミングをずらせる
支払いのタイミングに猶予があるため、余裕のある資金繰りができます。
クレジットカードは、当月の決済分を次月に支払う後払いシステムで、カード会社が利用料金を立て替える仕組みになっています。
「実際にサービスを利用して決済した日」と「利用料金が銀行口座から引き落とされる日」との間にタイムラグが発生するため、支払い時点で金額が不足していたとしても決済が可能です。引き落とし日までに現金を用意し、銀行口座に振り込めば何も問題ありません。
多額の現金を持ち歩かずに済む
ほとんどの店舗がクレジットカード決済を導入しているため、現金をたくさん持ち歩く必要がありません。紛失や盗難のリスクも減らせます。
また、現金だと手持ちがなくなれば都度ATMに行って出金する必要がありますが、クレジットカード払いならその手間もかかりません。
盗難時の補償がある
多くのクレジットカードには、紛失・盗難・不正利用に対する補償が付帯しています。
万が一、第三者に悪用されたとして損害が発生したとしても、高い確率で保障されます。
そもそも、最近はクレジットカードの不正利用をリアルタイムで検知する精度が上がっており、不正利用が疑われる場合は、商品を発送したりサービスを提供したりする前に本人に通知して確認が行われます。普段のライフスタイルと違ったものを購入したり、高額商品を購入している場合には確認が入りますので、安心です。
自分や家族の身に覚えのない取引がある方は、クレジットカード会社に連絡してカードの利用停止と再発行を依頼しましょう。最短1週間ほどで利用を再開できます。
家計簿代わりにできて、家計の管理がしやすい
現金決済主義の人の多くが「クレジットカードを使うとお金の管理が難しくなる」「使った金額が分からないのでクレジットカードを使うのが怖い」と言います。
しかし、実は、クレジットカードの支払いの方が、管理しやすいのです。
Web上の会員ページやスマホアプリにアクセスすれば、利用明細や利用上限額の残高を確認できるため、いつ・どこで・どんな目的で支払ったのかをすぐに把握できます。
さらに、クレジットカードと連携できる家計簿アプリも登場しており、クレジットカードをアプリと紐づけ、自動的に記帳できるものもあるので、より家計管理を効率化したい人は、家計簿アプリの利用もおすすめです。
付帯するサービスや特典が受けられる
クレジットカードには、それぞれ特徴的な付帯特典が付いていることも多いです。
たとえば、以下の付帯サービス・特典をよく見かけます。
- 保険(海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険・ショッピング保険など)
- 提携する店舗の優待割引
※旅行保険には通常、数千円の費用がかかりますが、クレジットカードに付帯している旅行保険を利用することで費用を抑えられます。
決済が速い
現金よりも、クレジットカードなどを利用したキャッシュレス決済の方が処理が速いです。決済処理が速いと、後ろの人を待たせたりすることなくスムーズにお会計ができます。
現金による決済では、消費者・店舗双方が現金を数える時間が必然的に伴いますので、時間が掛かります。
生活費の全てをクレジットカード払いにしたらどうなるか?
結論から言うと、生活費の全てをクレジットカード払いにすると、年間にして数万円がポイント還元されます。順を追ってご説明します。
参考:1ヵ月にかかる生活費
総務省統計局「家計調査」の公表値のうち、有業者1人の4人世帯の場合の平均値をご紹介します。実支出は440,655円で、内訳は「消費支出:316,517円」+「非消費支出:124,138円」です。
世帯主の平均年齢は42.2歳で、調査結果は年間支出の合計を12で割った月額の平均生活費です。そのため、支出の内訳には、購入頻度の低い・日常的には買わないような物品の購入代金も含んでいます。
1ヵ月あたりの消費支出平均:316,517円
項目 | 平均生活費/月 |
---|---|
食料 (外食費、酒代含む) | 84,143円 |
住居 (寮、社宅、実家暮らし含む) | 18,411円 |
高熱・水道 (電気・ガス・上下水道など) | 24,296円 |
家具・家事用品 | 14,437円 |
被服・履物 | 12,480円 |
保健医療 (医薬品、医療サービスなど) | 13,607円 |
交通・通信 | 42,510円 |
教育 | 30,816円 |
教養・娯楽 | 34,431円 |
その他 | 41,386円 |
なお、住居費に関しては住宅ローンの返済額を含んでおりません。寮や社宅、実家を住まいとしていて家賃がかかっていない人も統計に含まれています。
1ヵ月あたりの非消費支出平均:124,138円
項目 | 平均生活費/月 |
---|---|
直接税 (所得税や住民税など) | 59,039円 |
社会保険料 (年金保険料や健康保険料/介護保険料など) | 65,058円 |
その他 | 41円 |
生活費をクレジットカード払いにした場合に獲得できるポイント数
消費支出316,517円をすべてクレジットカードで支払い、還元率が1%(=100円の利用につき1ポイント溜まる)とすれば、1か月で3,165円分のポイント還元を受けられます。
年間を通してクレジットカードで支払えば、37,980円分のポイントが自動でもらえる計算です。
人によっては、月124,138円の非消費支出もクレジットカードで支払って、年間14,892円分のポイント還元も上乗せ出来ますね。
※会社員など給与所得者(サラリーマン)だと、特別徴収といって、所得税・住民税や社会保険料は原則として給与から天引きされるため、非消費支出の方までクレジットカードで支払うのは難しいですが、個人事業主などで自分で納付する人はクレジットカード払いも選択できます。
クレジットカードは入会時の特典があったり、会員限定のキャンペーンを定期的に開催しているので、さらにお得になることも多いです。
クレジットカードで支払えるもの
- 実店舗・ネットショップでの支払い
- 光熱費(電気代・ガス代など)
- 通信費(携帯電話/スマホ・固定電話・インターネットプロバイダなど)
- 娯楽費(テーマパーク・映画館・カラオケなど)
- 交通費(飛行機・新幹線・タクシー・定期代など)
- ガソリン・灯油代
- 税金(所得税・住民税・法人税・自動車税・相続税など)
- ふるさと納税
- 国民年金保険料
- NHK受信料
- 保険料(生命保険・損害保険など)
- 馬券・サッカーくじ・宝くじなど
電車賃やバス代についても、みどりの窓口やクレジットカード払いに対応した券売機を利用したり、SuicaやPASMOなどの電子マネーにチャージして間接的にクレジットカードで支払ったりすることが可能です。
支払い先によってはクレジットカードの利用可否が分かれるもの
- 上下水道代
- 家賃
- 医療費(病院・診療所・歯医者など)
※近年ではキャッシュレス決済の普及が進み、地方自治体でもクレジットカード払いの導入が進んでいますが、税金や公共料金の支払いがクレジットカードに対応しておらず口座振替や現金のみのお取り扱いしかない地域もあります。居住区域の市区町村役所に確認しましょう。家賃も貸主によるのでケースバイケースです。医療費も、病院や診療所によって異なります。
クレジットカードでは支払えないもの
生活費の多くをクレジットカードで支払うことが可能ですが、一部クレジットカードでの支払いが利用できないものもありますので、ご紹介します。
金券や商品券は×
金券や商品券、プリペイドカードなどを購入する際に、クレジットカード決済は原則できません。
金券や商品券の購入にクレジットカードを利用できない理由は「ショッピング枠を換金目的(=現金化目的)で利用すること」を多くのクレジットカード会社が禁止しているためです。
基本的には、商品券を買う際はクレジットカード決済を利用することが出来ませんが、クレジットカード会社から自社商品券を購入する場合ならクレジットカードが使えることがあります。
たとえばJCBの場合はJCBの商品券を、VISAの場合はVISAの商品券を販売するというように、自社ブランドの商品券を販売しています。(ギフト用にも対応しています)
クレジットカードに関するよくある質問Q&A
現金払いとクレジットカード払いどちらがお得?
クレジットカード払いがお得です。
現金払いではポイントや優待特典はまったくつかない(ポイントがついたとしても還元率が低い)のが一般的です。還元率が高いクレジットカードを選ぶことでよりお得に買い物ができます。
なぜ現金払いが多いのでしょうか?
現金決済主義の人の理由は、「現金に慣れているから」「管理しやすいから」です。 現金払いに慣れていて不便に感じていないため、キャッシュレスに移行するのが「面倒」と考えているようです。
日本人はなぜ現金主義なのでしょうか?
日本でキャッシュレス化がなかなか進まない理由には、現金主義の人が多いという理由があります。
日本は治安が良く、スリなどの盗難リスクが低いです。 また、日本の造幣(紙幣・硬貨製造)技術は高く、偽札が出回る危険性が他国に比べて低いため、世界の中でも現金への信頼が厚いです。
クレジットカード持ってない人 なぜ?
クレジットカードを保有していない人には「クレジットカードを持ちたくない人」と「クレジットカードを持てない人」の2タイプがあります。
クレジットカードを持ちたくない理由としては、「使いすぎが心配」「現金で管理したい」「後払いが嫌(リアルタイムで支出管理したい)」などが挙げられます。
また、クレジットカードを持ちたくても持てない人の事情としては「社会的信用がない」「収入が少ない」「収入が安定していない」などの理由で審査に通らないことが挙げられます。
クレジットカードが作れない人はどういう人ですか?
返済能力がないと判断されている人です。
クレジットカードを作れない主な原因は、申込条件を満たしていないことの他に、信用情報に問題があったり、返済能力がないと判断されていたりすることが考えられます。
一番早い決済方法は?
早い順に「カード決済(クレジットカード・デビットカード・電子マネーなど)」>「現金」>「コード決済」です。決済処理が速いと、後ろの人を待たせたりすることなくスムーズにお会計できます。
クレジットカードを使わないメリットは?
常に財布に現金を入れて持ち歩いていることのメリットは、自然災害の際に電気がストップしてレジが使えなくなっても買い物ができることです。
クレジットカードがないと不便なことは?
クレジットカードがないと、「ポイント還元やキャッシュバックがない」「ATM手数料がかかる」「ネットショッピングや海外旅行で不便」などのデメリットがあります。
生活費をクレジットカードで支払うメリットは?
生活費をクレジットカードで支払うと沢山のメリットを享受できます。
- ポイント還元でお得
- 手数料の負担を減らせる
- 多額の現金を持ち歩かずに済む
- 家計の管理がしやすい
- 付帯するサービスや特典が受けられる
- 決済が速い
生活費をクレジットカードで支払うデメリットは?
生活費をクレジットカード払いにする場合のデメリットを挙げるとしたら、お金の感覚が麻痺してついつい使いすぎてしまう可能性があることでしょうか。「クレジットカードの利用限度額をむやみに上げない」「計画性をもって利用する」「利用明細をこまめにチェックする」ことにより浪費を防げます。
クレジットカードで現金がなくても買い物はできますか?
手元に現金がなくても、通帳の残高が少なくても、クレジットカードで買い物をすることが出来ます。
クレジットカードの仕組みは、クレジット会社が利用者に代わって一時的に立て替え、加盟店に支払ってくれています。 後日決められた期日までにクレジットカードに紐付いた銀行口座に入金して残高を確保しておけば問題ありません。
クレジットカードで現金を引き出せますか?
クレジットカードのキャッシング機能を使えば、ATMなどで簡単に現金を借りて引き出すことができます。 ただし、キャッシングはあくまでも借入です。計画性を持って利用しましょう。
クレジットカード 現金化 なぜいけない?
クレジットカードの現金化は、規約違反行為であるため、カードの利用停止や強制退会となる場合があります。 強制退会は信用情報に記載されるため、今後のクレジットカードやローンの審査に影響が出ることがあります。
また、クレジットカード現金化に関する詐欺も発生しています。金券や商品券、プリペイドカードは換金しやすい特性から、詐欺グループに利用されることも多く、犯罪の被害に遭う恐れもありますので注意が必要です。
まとめ
- クレジットカードで生活費を支払う人は年間数万円分も得をしている
- 生活費をクレジットカードで払うと家計の管理が楽
- ポイントの還元率が高い
- 付帯するサポートや保障が手厚いクレジットカードが多い
- クレジットカードによっては、入会時の特典や定期的な会員限定キャンペーンの開催がある